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研究紀要

 研究紀要第15号 要旨


【論文】 アイヌ語虻田方言の英雄叙事詩(yukar)テキストとその言語的特徴(佐藤知己)

【論文】 アイヌ口承文芸にみられる「史実」と交易(本田優子)

【資料紹介】 長万部教育委員会所蔵のアイヌ資料(古原敏弘、小川正人)

【資料紹介】 アイヌ文献目録 2007(アイヌ文献目録編集会)




〔各論文の要旨〕


【論文】
 アイヌ語虻田方言の英雄叙事詩(yukar)テキストとその言語的特徴
(佐藤知己)

〔要旨〕

 虻田地方の語り手による英雄叙事詩の録音資料について、その言語的特徴を検討するとともに、テキストを文字化し、翻訳・注釈を施したものです。昨年度の研究紀要第14号に掲載した「伊達地方のアイヌ語方言の言語的特徴」で行った検討をもとに、新たな資料を加え、事例の補充、仮説の補強、新たな論点の提示などを行っています。

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【論文】
 アイヌ口承文芸にみられる「史実」と交易(本田優子)

〔要旨〕

 著者がこのかん関心を持ってきた、アイヌ口承文芸をアイヌの歴史の資料として援用する際の方法や注意点を考えるという長期的な課題に関する検討の一つの段階として、江戸時代の室蘭地方におけるプロビデンス号来航に関する、アイヌの口承文芸と文献史料とを対比してみたものです。特に、プロビデンス号と和人の「交易」に関わる、それぞれの語りと記述の相違点とその特徴を確認しつつ、異民族接触の像が、一般的なアイヌ口承文芸に登場する交易の描写に収斂される過程に注目し、その意味などを考察しています。

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【資料紹介】
 長万部教育委員会所蔵のアイヌ資料(古原敏弘、小川正人)

〔要旨〕

 長万部町教育委員会が所蔵するアイヌ民族資料についての紹介です。

 これらの資料は、多くが長万部地域で作られ用いられていたもの、または、1931(昭和6)年に長万部に設けられた「エカシケンル」という名の、伝統的な生活用具の展示施設のために集められたものとされています。今回の資料紹介は、2007(平成19)年の調査において確認した民具について、サイズやおおよその特徴などを目録形式の一覧表にまとめ、それぞれの写真を添えました。また、参考資料として、上記の「エカシケンル」の開設当時の新聞記事などを紹介しています。

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【資料紹介】
 アイヌ文献目録 2007(アイヌ文献目録編集会)

〔要旨〕

 『研究紀要』第11~14号に掲載した「アイヌ文献目録2003」~「 同 2006」の続きです。

 2007年の一年間に、図書・雑誌(新聞は除きます)のかたちで発行されたアイヌ関係の文献及びそれらに収録された論文や主な記事についての目録です。日本国内で発行された日本語・アイヌ語文献約1000件について、表題、編著者名、収録書名などを目録にまとめています。2006年分の補遺も併せて掲載しています。

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