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2007(平成19)年、高橋はるみ知事は、2期目の選挙公約の中で、「アイヌ文化を次代に継承し、その営みを広く普及するため、〔中略〕開拓記念館のリニューアルによる北海道ミュージアムの設置に取り組む」ことを盛り込みました。
この公約の具体化に向け、2008(平成20)年、知事は北海道文化審議会に「北海道における博物館のあり方と開拓記念館の役割」について諮問しました。同審議会は、関係者からの意見を聴きつつ検討を行い、2009(平成21)年、知事に答申を提出、この答申を踏まえ、道は、2010(平成22)年9月に「北海道博物館基本計画」を策定しました。
この計画は、北海道開拓記念館をリニューアルし、北海道の自然・歴史・文化に関する総合博物館としての「北海道博物館」の開設を目指すものです。その中で、アイヌ文化を継承し未来に活かすこと、そのためにアイヌ文化の調査研究の一層の推進や展示の充実などが盛り込まれました。また、この目的を実現するために、アイヌ民族文化研究センターとの統合について検討することとが明記されました。
その後、この「基本計画」に基づき、関係各部局で具体的内容等についての検討・協議が重ねられ、平成26年9月の第3回北海道議会定例会に「北海道立総合博物館条例」案が提案されるに至ったものです。
この条例は、平成27年4月から施行される予定です。これにより、私たちアイヌ民族文化研究センターは開拓記念館と統合し、平成27年度から新たな「北海道博物館」として再出発します。