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当研究センターではこれまで、アイヌ文化の中でも、主に言語や口承文芸、芸能、伝統的な生活技術などの無形文化を中心とした調査・研究等を進めてきました。また開拓記念館では、主に民具等の有形資料の収集と研究等を行ってきました。
新しい北海道博物館では、この両者が統合することにより、より総合的・専門的なアイヌ文化研究を進めてい くことができるようになります。
これまで当研究センターが取り組んできた、アイヌ文化に関する貴重な録音資料等を収集し、未整理・未公開資料の整理と公開を進め、さまざまな学術情報を提供していく事業についても、北海道博物館が取り組むべき主要な事業として継続していきます。
あらたに総合博物館となる北海道博物館の一翼を担うことで、自然、歴史、文化に関する様々な分野との調査研究等の連携を広げることが可能になります。
博物館における展示その他の事業を通して、これまで以上に、さまざまな機会と方法を通した成果の発信・提供が可能になります。
北海道博物館への統合は、当研究センターの設置目的である「アイヌ文化の調査研究等の推進とその成果の提供等によるアイヌ文化の振興・理解促進」を継承し、これまで以上に充実させていくことを目指すものです。