写真① |
写真② |
写真③ |
写真①は、山田秀三文庫の図書資料中にある、「太櫓川川筋図」の一部。太櫓川は、せたな町の中央部を東から西に流れる河川。地図の作成は明治初期のものと思われる。残念ながら上流部が欠けているが、それでも原寸は幅25cm、長さは約6mある。北海道では、一つの河川について、この年代の詳細な絵図が確認できる例は極めて珍しいとされる。ここには河口付近の部分だけを掲載した。
山田氏がこの地図を入手したときには、地図は既に相当痛んでいたと思われる。山田氏は数枚に分かれていた地図を貼り合わせ、紙製の覆いを自作している。写真②は、その覆い紙の裏面に山田氏が書いたメモ。地図を入手したときの状態、それに対して山田氏が施した措置などが簡潔に記されている。
写真③は、1974(昭和49)年7月に山田氏がこの地域の地名を調査した記録に含まれていた国土地理院5万分の1地形図。ここには太櫓市街から北檜山市街にかけての部分を掲載した。写真の下部にある太櫓川のあたりに、山田氏による書き込みが多数見られる。
これらの資料は、せたな町で開催する企画展の会場で展示します。「太櫓川川筋図」は、地図全体を原寸より拡大した複製を作り、展示する予定です。 |
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