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北海道立アイヌ民族文化研究センター運営協議会

 『平成22年度 北海道立アイヌ民族文化研究センター運営協議会 会議録』


1 日時 平成23年 2月 2日(水) 13:30~15:15

2 場所 アイヌ民族文化研究センター 会議室

3 出席者
 (1)委 員(職名等)
   委員
   委員
   委員
   委員
   委員
 大島 直行 (伊達市噴火湾文化研究所所長)
 萩原 眞子 (千葉大学名誉教授)
 加藤 忠  (社団法人北海道アイヌ協会理事長)
 熊谷 カネ (社団法人北海道アイヌ協会様似支部理事)
 澤田 一憲 (社団法人北海道アイヌ協会理事)
 津曲 敏郎 (北海道大学大学院文学研究科教授)
 吉田 真弓 (帯広市図書館長)
 (加藤町子委員 〜 欠席)
 (2)研究センター職員(職・氏名)
   所  長
   副 所 長
   研究主幹
   総務課長
   研究課長
   研究職員
 泉 川  睦 雄
 下斗米  哲 明
 古 原  敏 弘
 島 田  和 子
 小 川  正 人
 甲 地  利 恵

4 議題
 (1)委員長、副委員長の選出
 (2)平成21年度事業実施結果について
 (3)平成22年度事業実施状況について
 (4)北海道博物館計画について
 (5)意見交換・情報交換


5 配布資料
 (1)資料1
 (2)資料2
 (3)資料3
 (4)資料4
 (5)資料5
 (6)資料6
 (7)資料6
 (8)資料6
 平成22年度アイヌ民族文化研究センター運営協議会委員名簿
 アイヌ民族文化研究センター運営協議会設置要綱
 年俸2009(平成21年度)
 平成22年度事業実施状況
 平成22年度研究センター予算
 北海道博物館基本計画
関係 - 1 北海道博物館基本計画概要
関係 - 2 「北海道博物館」計画に関するこれまでの経緯

6 協議経過
 (1)委員長及び副委員長の選出
 (2)平成21年度事業実施結果・平成22年度事業実施状況についての説明と質疑応答
 (3)北海道博物館基本計画についての説明と質疑応答
 (4)その他(次年度予定について、ほか)



7 協議の内容(要旨)
 (1)委員長及び副委員長の選出
  委員長に加藤忠委員、副委員長に津曲敏郎委員を選出した。

 (2)
平成21年度事業実施結果・平成22年度事業実施状況についての質疑応答

    委 員: 「研究主幹」は、センター組織のどこに位置するのか。
    事務局: 平成22年度4月から研究主幹のポストを新設した。研究課長の上位である。

    委 員: (21年度事業の)道庁ロビー展「アイヌ語地名を歩く―山田秀三文庫の資料から―2009・札幌」の開催状況はどうだったか。
    事務局: 開催前は不安もあったが、1週間の開催で約550名に来場いただくことができ、概ね好評であった。

    委 員: オープンリールテープデッキは購入したのか。オープンリールテープ資料の保存はどうしているか。
    事務局: オープンリールテープの原資料の寄贈等見込まれることから、センター開設時に購入した(回転数等、特注で改造した)。資料は別の媒体に複写して保存している。音声資料は、以前はDAT(デジタルオーディオテープ)に複写して保存していたが、DATが製造中止になるなど記録媒体が変遷してきたことから、最近はDVDへ複写している。

    委 員: 企画展「アイヌ語地名を歩く」は、(平成16年度以来)ほぼ毎年開催してきているが、全体としての感触はどうか。
    事務局: 最近は「次年度はどこでやるのか」といった継続的な関心の声が聞こえてくる。リピーターや、遠隔地からでも来場していただくなど、熱心な来場者もある。また、開催地周辺の地名資料を中心に展示するので、身近な地名に関心をもって来場する人も少なくない。アイヌ文化に特に関心があるわけではない人に対しても「地名」という切り口で情報を発信する機会になっている。

    委 員: 外部の機関と提携して、時代を幅広く取り扱うような企画はできないだろうか。
    事務局: センター所蔵資料の整理作業を経て、公開できるようになった資料を企画展で優先的に取り扱っていけるよう、これまで企画を進めてきている。道内の主要都市での開催をほぼ一巡したところでもあり、今後についてはまた考えていきたい。


 (3)北海道博物館基本計画についての質疑応答

    委 員: 「北海道博物館」計画の具体的スケジュールはどうなっているか。
    事務局: 平成20年に「北海道における博物館のあり方と開拓記念館の今後の役割について」というテーマで文化審議会に諮問し、平成21年8月に答申が出た。これを受けて、道庁内で検討を重ね、平成22年9月に「基本計画」の策定をみた。これに基づいて、組織や展示のあり方などについて具体的に検討している。今後、平成23年度中には検討を終える予定となっている。具体的な実施は、平成24年度以降となるだろう。

    委 員: センターと開拓記念館の合併も平成24年度の段階、ということか。
    事務局: 早ければそうなる。ただし、条例改正などの手続きを経てからになる。

    委 員: 答申を受けて概要が出た段階で、もっと抜本的な改革案は出されなかったのか。これからの博物館のあり方についての理念を検討し明記しているのか。
    事務局: 最初からリニューアルという概念で検討してきているので限界はあると思うが、なるべく予算をかけず、かつ、地域密着型、提案型、他機関との連携を強めた博物館といった、最近の博物館をめぐる流れに沿ったリニューアル計画として打ち出している。

    委 員: 各地の博物館が困難な状況を抱えているが、博物館の生命線となるのはしっかりとした研究にこそある。統合によってセンターの研究機関としての機能が軽んじられることはないか。また、研究の成果をきちんと道民に伝えるマネジメントの部分が見えてこないように思えるが。
    事務局: これまでの検討の中でも、センターがこれまで培ってきた研究機能の維持について求めてきており、基本計画にもきちんと位置づけた。今後はさらに博物館全体として調査研究機能を強化し、研究成果等の情報をきちんと道民に発信していくことがいっそう求められるだろうことはふまえている。

    委 員: 現知事の公約からこの基本計画に至っているわけだが、仮に知事が交代してもこの方針は既定として実行されていくのか。
    事務局: どのように進めるかなど具体的な部分については変更もありうるだろうが、文化審議会の審議を経たことでもあり、方針自体は基本的には変わらないと思われる。

 


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